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最高裁裁判官・国民審査ガイド国民審査の判断材料に・更新 2025年2月1日

国民審査とは?

一言でいうと

最高裁判所の裁判官を「辞めさせるかどうか」を国民が投票で決める制度です。

いつ行われる?

衆議院議員総選挙と同時に行われます。

選挙の投票所で、候補者への投票とは別に、裁判官の審査用紙が渡されます。

誰が審査される?

最高裁判所に就任してから初めての総選挙を迎える裁判官が対象です。

一度審査を受けた裁判官は、10年経過後の総選挙で再び審査対象になります(ただし70歳定年のため、実際に2回審査される人はほぼいません)。

在籍日数が短い(就任したばかりの)裁判官も、次回の衆議院選挙の時点で在任していれば審査対象になります。制度上「次の選挙まで在任する見込みの裁判官のうち、まだ審査を受けていない人」が対象となるためです。

投票の方法

審査用紙の見た目:

山田 太郎
鈴木 花子
佐藤 一郎
  • 辞めさせたい場合 → その裁判官の欄に を書く
  • 辞めさせたくない場合何も書かない(空欄のまま)

注意:○や△など、✕以外を書くと無効票になります。

罷免(辞めさせる)の条件

✕の数が有効投票の過半数を超えると罷免されます。

ただし、1949年の制度開始以来、罷免された裁判官は一人もいません。 通常、✕の割合は6〜8%程度です。

よくある疑問(FAQ)

Q. 罷免された裁判官はこれまでにいる?

いいえ。1949年の国民審査制度開始以来、罷免された裁判官は一人もいません。✕の割合は通常6〜8%程度で、有効投票の過半数に達したことはありません。

Q. 国民審査の投票率は?

衆議院議員総選挙と同時に行うため、選挙の投票率とほぼ同じです。審査用紙は選挙の投票と一緒に渡され、記入するかどうかは任意です。

Q. 審査対象外になる裁判官はいる?

います。まだ国民審査を受けていない裁判官だけが対象です。一度審査を受けた裁判官は、次の審査まで約10年は対象外です。また、総選挙前に70歳で退官した裁判官も、その回の審査対象にはなりません。

Q. 次回の国民審査はいつ?

次回の衆議院議員総選挙のときに行われます。総選挙の時期は法律で定められた任期満了や解散によります。

Q. 全員に✕をつけてもいい?

はい、問題ありません。全員に✕をつけることも、全員を空欄にすることも、一部だけ✕をつけることも自由です。

Q. 何も書かないと「信任」になるの?

制度上、空欄は「罷免しない」という意思表示として扱われます。積極的に信任したい場合も、何も書かないことで表明します。

Q. 裁判官のことを知らないのに投票していいの?

投票は権利であり義務ではありません。わからない場合は空欄のまま提出しても構いません。ただ、このサイトなどで少しでも情報を得てから判断することをお勧めします。

Q. 何を基準に判断すればいい?

主な判断材料としては、関与した重要判決での判断、個別意見(反対意見・補足意見)の内容、出身分野(裁判官・検察官・弁護士・学者など)、裁判官としての姿勢や信条などが参考になります。

最高裁判所の役割

最高裁判所は日本の司法の最高機関で、15名の裁判官で構成されています。

  • • 下級裁判所(高裁・地裁など)の判決に対する最終的な上訴審
  • • 法律が憲法に違反していないかを最終判断する「憲法の番人」
  • • 判例を通じて法律の解釈基準を示す

裁判官の構成

15名の裁判官は様々な分野から選ばれます:

裁判官出身
約6名
弁護士出身
約4名
検察官出身
約2名
行政官出身
約1〜2名
学者出身
約1名
外交官出身
0〜1名

用語集

多数意見
裁判所の結論に賛成する意見。判決の「結論」として示されるのはこの多数意見です。
補足意見
結論には賛成するが、理由を補足して述べる意見。個別に公表されます。
反対意見
結論に反対する意見。少数の裁判官が持つ場合があります。
違憲・合憲
違憲=法律などが憲法に反すると判断すること。合憲=憲法に反しないと判断すること。
大法廷・小法廷
大法廷は15名全員で審理する重要な事件(憲法判断など)の法廷。小法廷は5名で審理する通常の法廷です。

審査前に確認したいこと

  • ・次回の国民審査はいつ・誰が対象か(次回の国民審査で確認)
  • ・審査用紙の書き方・信任・罷免の意味(投票の仕方で確認)
  • ・各裁判官が関与した重要判決と、その判決での立場(トップの裁判官一覧・重要判決で確認)
  • ・退官が近い裁判官がいるか(退官が近い裁判官で確認)
  • ・過去に罷免された裁判官はいるか(過去の結果で確認)

公式リンク集は各ページ右側のサイドバーにあります。