国民審査とは?
一言でいうと
最高裁判所の裁判官を「辞めさせるかどうか」を国民が投票で決める制度です。
いつ行われる?
衆議院議員総選挙と同時に行われます。
選挙の投票所で、候補者への投票とは別に、裁判官の審査用紙が渡されます。
誰が審査される?
最高裁判所に就任してから初めての総選挙を迎える裁判官が対象です。
一度審査を受けた裁判官は、10年経過後の総選挙で再び審査対象になります(ただし70歳定年のため、実際に2回審査される人はほぼいません)。
投票の方法
審査用紙の見た目:
山田 太郎
□
鈴木 花子
□
佐藤 一郎
□
- 辞めさせたい場合 → その裁判官の欄に ✕ を書く
- 辞めさせたくない場合 → 何も書かない(空欄のまま)
⚠️ 注意:○や△など、✕以外を書くと無効票になります。
罷免(辞めさせる)の条件
✕の数が有効投票の過半数を超えると罷免されます。
ただし、1949年の制度開始以来、罷免された裁判官は一人もいません。 通常、✕の割合は6〜8%程度です。
よくある疑問
Q. 全員に✕をつけてもいい?
はい、問題ありません。全員に✕をつけることも、全員を空欄にすることも、一部だけ✕をつけることも自由です。
Q. 何も書かないと「信任」になるの?
制度上、空欄は「罷免しない」という意思表示として扱われます。積極的に信任したい場合も、何も書かないことで表明します。
Q. 裁判官のことを知らないのに投票していいの?
投票は権利であり義務ではありません。わからない場合は空欄のまま提出しても構いません。ただ、このサイトなどで少しでも情報を得てから判断することをお勧めします。
Q. 何を基準に判断すればいい?
主な判断材料としては:
- 関与した重要判決での判断
- 個別意見(反対意見・補足意見)の内容
- 出身分野(裁判官、検察官、弁護士、学者など)
- 裁判官としての姿勢や信条
最高裁判所の役割
最高裁判所は日本の司法の最高機関で、15名の裁判官で構成されています。
- • 下級裁判所(高裁・地裁など)の判決に対する最終的な上訴審
- • 法律が憲法に違反していないかを最終判断する「憲法の番人」
- • 判例を通じて法律の解釈基準を示す
裁判官の構成
15名の裁判官は様々な分野から選ばれます:
裁判官出身
約6名
弁護士出身
約4名
検察官出身
約2名
行政官出身
約1〜2名
学者出身
約1名
外交官出身
0〜1名